岩手県の南部鉄器工房の資料写真や、ドイツやフランスなどのヴィンテージ服を参考に、Gorschが思う鉄器工房での作業服を想像しデザインされたベスト。当時のシルエットを参考に肩幅を少し抑え、アウターとしても使えるよう身幅は肩幅とのバランスを考えた上での大きさにし、前身頃を後身頃よりも長くすることで全体がバランス良く仕上がるよう設計。前端や首ぐり、アームホール端にはあえてステッチをかけず、柔らかい雰囲気を強調しています。また、当時のドイツの製鉄所での1枚に写っていた、ツギハギの作業服のポケットを参考に腰ポケットをデザイン。ポケットが後身頃から続いているように見えるような特殊なデザインで、この部分はベントの役割も果たします。生地には、フレンチワークの定番素材である撚り杢ブラックシャンブレーをオリジナルとは違うアプローチで再現した素材を使用。経糸はグレーTOP調の霜降り感があるBlack Land Hempの生成りの糸と日焼けしたような墨黒に染めた綿糸を撚り合わせた杢糸。緯糸は中心部が無撚に近い空紡糸と、番手差をつけたムラ糸を壁撚りにすることで、紡績技術が未熟だった時代の粗野な質感を表現仕上げにワッシャー加工を行うことで、組成や番手の違う４種類の糸がそれぞれの縮率で縮み、ゴツゴツとした凹凸のある表面感になるよう仕掛けています。
Color : BLACK
Material : COTTON 68% , LINEN 32%
Made in JAPAN
サイズ/肩幅/身幅/着丈
48/43.0cm/56.5cm/68.5cm
【着用モデル】
Staff : 身長175cm 体重58kg size : 48 着用
